今回は一級建築施工管理技士について書きたいと思います。
- 一級建築施工管理技士の合格率ってどのくらい?
- 難易度は他の資格と比べてどうなの?
- 取得するとどんなメリットあるの?
などなど色々な疑問があると思います。ゼネコンや住宅などの施工会社の現場管理者などが持っているケースが多いですが、如何でしょうか。
- 一級建築施工管理技士の試験難易度や合格率を解説
- 建築士などと比較
- 施工管理技士のメリットまとめ
一級建築施工管理技士は業界では、あまり目立ちはしませんが、
持っているとメリットがある資格なんです。
一級建築施工管理技士の合格率や難易度は!?メリットなども解説!
一級建築施工管理技士の受験資格は?
一級建築施工管理技士は誰でも受けられる資格ではありません。
「実務経験」として認められる仕事を一定期間していないと受験資格が発生しないのです。
以下に簡単にまとめてみました。
- 指定学科の大学卒業後・・・・ 3年以上(指定学科以外4年半以上)
- 短期大学や専門学校(専門士)卒業後・・・5年以上(指定学科以外7年半以上)
- 高等学校や専門学校卒業後・・・ 10年以上(指定学科以外11年半以上)
- その他 ・・・ 15年以上
以上のように指定学科の大学を卒業しても実務経験を3年も経たないと受けられないのはかなり長いです。
一級建築士でさえ2年の実務経験が必要です。
また、別途二級建築士や二級建築施工管理技士の方でも、一定の実務経験を得られれば受けなければいけません。
一級建築施工管理技士の試験難易度は?
一級建築施工管理技士の難易度は建築士に比べるとそこまで難しくありません。
にもかかわわず、メリットが多い資格なのです。(次項で解説)
試験は「学科試験」と「実地試験」の両試験があり、これらに受からなければ資格を持つことができません。
学科試験の合格率は43%程度、実地試験は37%程度ですので、最終的な合格率は17%程度となっています。
この数字だけを見ると結構難しいイメージを持たれるかもしれませんが、しっかりと学習すれば合格できます。
他の国家資格と比較
あくまで一般的な比較になりますが、偏差値で見比べると下記の通りになります。
一級建築士:66
一級建築施工管理技士:55
二級建築士:56
二級建築施工管理技士:50
これを見ると一級建築士より難易度が比較的簡単です。
実際の試験も二次試験は記述式ですのでしっかりと対策すれば合格も可能です。
一級建築施工管理技士の取得するメリット
施工管理技士とはいえ一級なんです。
「なんだ、数字のブランドか」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
一級建築士または一級建築施工管理技士の資格者は、「監理技術者」の講習を受けることができます。
要は国家資格の一級で受けられるのです
この監理技術者とは一定規模や金額以上の現場になると、専任で設置しなければならないというのです。
そう、建築の現場からの需要は多いのです。
一級建築士の人は受けなくていい?
この記事を見て、スルーしそうになった一級建築士の方、
実は一級建築士に合格していると、一級建築施工管理技士試験の学科試験が免除になります。
一級建築士は広く浅く、計画や構造、施工について勉強しますが、この資格は施工に特化しているので、自らの糧にもなります。
ぜひ、受けてみてはいかがでしょうか。
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