一級建築士の製図試験では製図と記述があります。製図の対策がみなさん頑張って行いますが、記述もものすごく需要です。
- 製図試験と記述って割合的には製図の方が大きんじゃない?
- 最悪、記述は1つくらい書けなくてもいのでは?
- 試験までにはなんとかなるから大丈夫でしょ!
こんな認識の方もいらっしゃるのではないでしょうか。正直、上記の考え方は落ちる方の典型的なパターンなのです。なので今回は記述の大切さをお伝えします。
- 製図試験での記述の大切さ
- 記述シートと製図の構成を攻略する
- 記述では知ってる言葉が多いと有利
早速順番に解説していきたいと思います。
一級建築士製図試験の記述172文の解答例まとめ・強力暗記・配点も解説!
製図試験と記述の大切さ
記述シートは一級建築士の場合A3の紙にまとめます。(配布されます)これはご自身が製図で描いた建物をアピールするツールでもあるのです。
それの図面内容との整合性が取れていないとダメということにもなります。
アピールや整合性もまた知識をしっかり身につけた上で、分かりやすくアウトプットする必要があるのです。
つまり、しっかりと対策していかないとここで大幅な減点を受けてしまいます。
抜かりなく製図試験の記述についても対策は必要です。
また、点数の配分もほぼ半分ずつとなっております。つまり、製図が上手くできていても、記述が不十分であれば落ちます。
製図と記述はしっかり製図し、記述しないと得点しなければ落ちる
製図と記述の構成を理解する
先ほども簡単に触れましたが、図面の内容と記述の回答がリンクされていないと意味がありません。
採点者側も図面からのアピールと記述のアピールで分かりやすくされていれば文句のつけようがありません。
難しい、奇抜なデザインは全く必要がなく【無難な計画】で合格できます。
記述シートはA3の紙で、各設問に対して空欄が3行〜4行でレイアウトされています。
設問はだいたい10問前後で用意されています。
今までの試験では建築計画、構造計画、設備計画のそれぞれ数問程度から成り立っています。
これらに対し、7割以上埋めることがベストと言われています。
つまり、空欄が目立つようだと解答不十分となります。
全ての問いに答え、解答欄は7割以上文字を埋める
各問いからキーワードを連想せよ
まず、各問についてキーワードを汲み取ることが基本となります。
それは何を聞かれているかを間違いなく回答するためです。
例えば、建築計画においては「動線計画について配慮したこと」と設問が書かれた場合、動線計画をどう考えプランニングをしたのかを説明でき、図面上もそうなっていることという整合性も必要です。
これらが食い違っていると図面もしくは記述回答が減点されてしまいます。下記の例を見てみましょう。
建築計画の場合
- アプローチ計画について配慮したこと→アプローチの解説と間取りの工夫を説明
- ゾーニングについて配慮したこと→ゾーニングの工夫と間取りの工夫を説明
構造計画の場合
- 構造の工法について→選んだ構造の理由とそのメリットを説明
- スパン割や使用材料(H30は詳しく聞かれている)について→それぞれ回答(空欄NG)
設備計画の場合
- 空調方式にについて→選んだ空調の理由とそのメリットを説明
- 省エネルギーにて工夫したこと→使用した手法と計画とのリンク
これらは近年で出題としての割合が多い設問ではありますが、年々変わっていくので情報もブログも常に更新していく予定です。
上記を見ていただいた通り、または参考書を買われた方や通学されている方、既にお分かりかと思いますが重要なのは下記の2点です。
「暗記」と「文章構成力」
これが備わっていれば記述は突破できます。
記述では知っている言葉(例文)があるだけ有利
私は製図試験において格学校に通っていましたが、この記述の情報はかなり少なかったです。そのため、今回は独自で過去試験などを参考に独自に例文集を作成しました。
そして、近年の記述の設問を想定した回答という形でnoteにまとめました。
1つの資格学校だけでは不安という方におすすめです。
ブログですと意味がわからない長文であることと、かなりの有益な情報で悪用される可能性もあるため、noteのサービスを通して公開しております。
有料になるので気にされない方はスルーで大丈夫です。
皆様のお役に立てればと思います。
①計画編の記述の40個の例文集はこちら
②構造編の記述の50個の例文集はこちら
③設備編の記述の82個の例文集はこちら
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