
ダイニングは単純に食事をするだけの場ではありません。そこに、ちょっとした工夫をすることで食事が楽しくなったり、パーティができたり空間の連携で家全体の快適性が上がります。
今回の記事:ダイニングの設計について
【間取り】ダイニングは吹き抜けや独立はあり?リビングやキッチンとの別に分けるのか一級建築士が解説
ダイニングの役割
ダイニングとは英語の「dine」が由来で食事をする場とそのままですが、そういった名前もこれからきています。この空間についてもかなり自由度が増してきています。
戦後の住宅ではこの食べる場所が寝る部屋と分けられたりと、間取りは昔から変わってきています。
そして、今は「LDK」というキッチンとリビングと兼ねられたダイニングが戸建て住宅でも、マンションでもかなり普及してきました。利便性やニーズも合っているからでしょう。
このLDKも、間取りに大きく影響されているのです。
LDKのつながり
さて、ダイニングはキッチンやリビングと密接なつながりを持っていることは上記でも言いました。特にキッチンとはなかなか切り離しづらい関係にあります。
食事をする際の配膳の動線が大きく重要になるので、この設計がかなり大切になります。
LDKそれぞれの組み合わせ方は、LD+Kか、DK+Lか、もしくはそれぞれが独立か一体型かの4種類に大別されます。自分の生活がどうあれば快適かを考えて、組み合わせたいところです。
などなど、各構成によってメリットやデメリットがあります。
ダイニングでの重要な要素
ダイニングの構成要素はダイニングテーブルです。
これをリビングもしくはキッチンとどのように連携、独立させるかで間取りが決まります。
ただ、家族のコミュニケーションを重視する家庭が圧倒的に多い(そりゃそうですよね)ので、LDK一体型が統計的に多いです。
あとは敷地条件によってどのようにLDKを配置するか、これらをまとめていくとベストな間取りができます。
経験ある設計士さんならこのフローです。
最後に
間取りは建築士の力量によって差が出ていまします。
それは間取りの上手い下手は建築士試験に出てくるものではなく、建築士の経験でしかないからです。
私は単純に会社の研修だけでなく、設計課に所属していないときの営業の時でも現場の時でもベテランの設計士の間取りをたくさん見るようにしてきました。
その結果、テクニックがかなり必要な作業だとわかりました。
間取りのことについて解説している記事を下記でまとめていますので、ぜひご覧ください。
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