1級建築施工管理技士 一級建築士

設計・施工管理の転職を目指す!異業種含む転職先や志望動機の例文を解説

2021年8月30日

 

たくや
建築業界は人の入れ替わりが激しい業界です。転職もよくある話ですが、建築士は設計と施工管理どっちが良いのか。比較していきます。

ココがポイント

この記事を読むことで、双方のメリット・デメリットが分かり、あなたが進む道が分かる手助けになるはずです。

 

設計と施工管理の仕事の違い

 

ここは建築学生が就職活動をする際、最初に選択をすべきところと言って良いポイントとなります。

設計とは

設計とは建築基準法など法に基づいて、適切な建築物の計画をすることを言います。

 

主に図面などを作成することを言います。

 

 

また、工事監理も行うことが義務付けられております。

 

これは設計者も現場を確認してねという姉歯建築士事件から改正されてできました。

施工管理とは

施工管理とは現場の取りまとめを行う立場です。

 

主に、安全管理・工程管理・品質管理の3つを管理していくことが主な業務となります。

 

現場と聞いて何か作業をするということではないことが誤解されやすいので、ここは間違えないようにしましょう。

設計:設計・工事監理をする

施工管理:現場の管理をする

 

それぞれのメリット・デメリット

 

あなたがやりたいという仕事も前項の2つの中にあるかもしれません。

 

しかし、就職活動を行うにあたってしっかりと見極めて理解しておくことが必要です。

 

建築業界は本当に幅が広く、様々なポジションで活躍をすることができます。

 

詳細は下記の記事で解説しています。

>>【成功例】建築の転職は幅が広い!ホワイト企業の見分け方

設計のメリット

  • 自分で建築物の計画をすることができる
  • 設計した建物ができた後のやりがいが大きい

設計のデメリット

  • 自分に設計責任がダイレクトに返ってくる
  • 施主との打合せに調整能力が必要とされる
  • 法的知識は膨大なほど知っている必要がある

施工管理のメリット

  • ものづくりの最前線でやりがいが大きい
  • 細かい部分を自分で決められる
  • 請負会社との触れ合いができる

施工管理のデメリット

  • 労働時間が長い
  • 工事中の責任がある
  • 幅広い視点で現場を見なければならない
  • 危険予知は常に必須である

 

設計も施工管理もどちらが楽かというと、どちらも楽ではありません。

 

それと共に、責任が大きいということが分かります。

 

建築物という大きいものを作ることは社会的に影響が大きいので、責任が大きくなるというのもうなづけると思います。

業界から見た転職と価値

 

建設業界から見た転職の可能性についてですが、どちらも基本的には価値は高いです。

 

ただ、設計は建築士の資格を持っていないと仕事ができません。

 

ココに注意

設計の転職であれば建築士資格は必須となります。

 

では施工管理は無資格でいいのかというとこれもノーです。

 

現場の規模や専任ということになれば、施工管理資格は必須です。

 

おのずと資格者は価値が高くなるという傾向に自動でなっていくわけです。

 

若手のうちは仕事の量や裁量も多くないので、早めに資格は撮ってしまいましょう!

結論としては設計も施工管理も資格取得者であれば価値が上がり、転職もすやすくなるわけです。

 

別記事に建築業界の転職事情について解説していますので参考にして頂けたらと思います。

>>【現実と夢】一級建築士がハウスメーカーからデベロッパに転職した話

年収や業務のきつさは?

 

設計や施工管理で年収がはっきりしているかというとそうではありません。

 

それはなぜか。

 

建築業界は本当にたくさんの企業が関わっています。

 

その際、大手企業から中小企業までありますが、それに伴い、年収や業務のきつさもかなり変わってきます。

 

それに一概に大手が年収が良くて、中小が悪いかというとそうではありません。

 

だからこそ、転職も面白いわけです。

 

ココがポイント

「お宝な企業」もありますので転職活動は採用より探す方を一生懸命になりましょう!

 

とはいえせっかく記事を見ていただいているので、経験談で解説したいと思います。

設計の転職や業務のキツさ

設計は基本的に業務時間が長く、残業も当たり前のようにあります。

 

しかし、残業を苦と思っている方が少ないです。

 

それは設計が好きな方が多いからです。

 

そして、企業に勤めている方であれば残業代も出るので年収もそこまで不満に思う方も少ないと思います。

 

もちろん、プライベートを重視したい方は慎重に選んだほうがいいでしょう。

 

特にアトリエ系の設計事務所であれば、労働環境を整えるより受注が命です。

 

私の周りではアトリエ系に行った方の多くは企業に転職して落ち着いている方もいます。

 

しかし、アトリエの自由な設計は企業では体験できない貴重なものです。

施工管理の転職や業務のキツさ

施工管理の転職は正直、おいしいです。

 

現場経験は基本的にどこに行っても重宝されます。それは現場を分かっていない営業や設計が多いからです。

 

これは建築業界だけではありません。

 

踊る大捜査線のレインボーブリッジを封鎖せよで有名なセリフがありましたね。

 

施工管理の業務は他の業務に比べて多いです。

 

基本的に現場を管理して、その後は書類作成などに追われるからです。

 

 

ただ、その分残業手当などは付くので年収はかなり良い方です。設計より多い場合が多いですが、プライベートがやはり削られる傾向があります。

 

設計と施工管理はどちらも多忙な職種ですので、年収はそこまで困らないものの業務時間が多くなります。

 

ブラックというよりは、業界の特色上やることが多いのです。

 

当ブログでは各資格や仕事についても解説していますので、下記の記事なども読んでみて下さい。

 

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>>転職、求人情報ならリクルートの転職サイト【リクナビNEXT】

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  • この記事を書いた人

たくや

【経歴】
建築学科卒業→大手ハウスメーカーで営業・施工管理・設計に従事→大手インフラの建築職へ転職で
【保有資格】
一級建築士・宅地建物取引士・1級建築施工管理技士・照明コンサルタント、他改修資格等
【当ブログの実績】
・管理人の実体験によるもの(住宅からインフラまでの仕事を経験)・資格の合格実績あり(上記参照)
・PV数10,000/月
・独自考案のオリジナル教材100部突破!noteより