一級建築士

建築業界での設計は年収は?企業や独立・平均についても解説

2021年4月10日

たくや
建築業界で設計で働きたいという学生や、設計以外の職種に就いている方は思うかもしれません。しかし、設計は花形であるのは昔のことで今は差があるのが実情です。

こんな方におすすめ

  • 建築設計の年収はズバリいくら?
  • 年収に差はあるの?ブラックだから?

 

こんな疑問など思うと思います。就活の時は建設会社とか住宅の設計?という思考回路しか多くの人はありません。あとアトリエとかですよね。でも建築の設計と言っても幅が広いです。

建築の設計職の年収

 

前述しましたが、建築の設計職での年収は幅広いです。この業務に就くことになるのはおそらく建築士です。

 

建築士の年収は300〜1000万円となっております。

 

これだけだとかなり幅広くて、良いのか悪いのかよく分かりません。ただ、同じ建築設計を行う人でもかなり差があることは現実にあるようです。

 

その理由については2つの理由があります。それは資格による違いと業種による違いがあるからなのです。

 

資格によって年収が異なる理由

 

建築士には一級建築士、二級建築士、木造建築士とあります。

 

建築設計と言っても、資格によって建物の工法や規模など関われる範囲が全く異なります。

 

これによって、大きくお金が動く方が利益が大きくなる一級建築士の方が稼げるというのも一理あります。業界的にそれぞれの年収を比較してみます。

  • 一級建築士:500万円〜650万円
  • 二級建築士:350万円〜550万円
  • 木造建築士:350万円〜400万円

 

一級建築士の年収は平均値なので、現実的にはかなり差があります。一級建築士の多くは大手ゼネコンや組織設計事務所などにも多く所属しており、働き方は多岐に渡ります。

 

二級建築士はハウスメーカーやインテリアメーカーに多く在籍しています。二級とはいっても学科試験と製図試験に合格した資格者ですので、それなりに知識はあります。

参考記事
ハウスメーカーの設計(技術職)建築士の年収ってどのくらい?20代30代では?

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木造建築士は住宅規模の木造建物に関わることができます。これも同様にしっかりとした試験があります。

 

資格によって携われる建築の規模が異なりますし、それによって年収も異なるという比例の関係にあるようです。

 

※ただ、無資格でも設計業務の補助などは可能です。

 

業種によって年収は異なる理由

 

建築業界だからと言って、建物を立てるだけが建築士の居場所ではありません。

 

大きな建物を建てる場合

  • 不動産会社が建物を発注
  • 設計事務所が設計
  • 建設会社が施工

住宅を建てる場合

  • ハウスメーカーが設計・施工
  • 設計事務所が設計
  • 工務店が施工

 

以上のように、デベロッパーと言われる不動産会社や設計事務所、建設会社、ハウスメーカーや工務店などぞれぞれの企業に建築士が必要とされます。

 

この他にも、内装の設計施工の企業や、建材の企業にも建築の知識は必要とされますので歓迎されます。

 

このように建築士は求められる資格であると言えます。さて、気になる年収はざっくりこのようになっております。

 

【1級建築士】
ゼネコン:650万円
建築会社:640万円
ハウスメーカー:660万円
設計事務所:600万円

【2級建築士】
ゼネコン:500万円
建築会社:480万円
ハウスメーカー:470万円
設計事務所:480万円  

平均年収.jpより

これにおいても、一級建築士の方が建物の規模が大きくなってきますので、事業規模も異なりそれが収入に反映されていると言えます。

 

ただ、あくまで平均数値ですので一級建築士や二級建築士でも1000万円を超える方というのは存在します。

 

 

大企業・中企業・小企業に勤務する建築士の年収の差を厚生労働省の企業規模比率と掛け合わせ独自の予想を算出してみました。(平均年収.jpより)

規模 年収
大企業の建築士 673万円
中企業の建築士 557万円
小企業の建築士 505万円

厚生労働省の企業規模比率から独自で予測算出をした結果が上記となります。

 

建築の設計とこれからの時代

 

建築設計はこれからの時代も需要は高まるとされています。

 

高度経済成長期に建設ラッシュした建物が老朽化を迎え、大量の修繕時代に突入しています。

 

それに住宅の寿命も27年と言われており、大地震に備えるには建て替えの時期になっています。インフラも同様で、鉄道や高速道路も例外ではありません。

 

実際に私もインフラに携わっていますが、老朽化が顕著です。こういった背景に対して、技術力の進化だけでなく、品質の確保にも目を向けられています。

 

益々、技術者の確保が急務となっています。しかし、高齢化社会に突入しており技術者の高齢化も進んでいます。

 

ここまでくるといかに、若い技術者が必要かお分かりかと思います。

  • 建物やインフラの老朽化
  • 品質の確保
  • 高齢化

ココがポイント

若い建築士はこれからもずっと需要が高まっていく

 

資格の価値が高まると、給与や手当てなどが上がり年収もがると思ってます。

 

しかし、それも企業のやり方次第ですのでホワイト企業を見つける努力もしましょう!

 

これが私の現段階の見解です。あくまで個人的ですが。少しでも就活や転職活動の参考になればと思います。

 

最後に私の転職した時の体験談を書きました。良ければ見てください☺︎

詳細記事
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  • この記事を書いた人

たくや

【経歴】
建築学科卒業→大手ハウスメーカーで営業・施工管理・設計に従事→大手インフラの建築職へ転職で
【保有資格】
一級建築士・宅地建物取引士・1級建築施工管理技士・照明コンサルタント、他改修資格等
【当ブログの実績】
・管理人の実体験によるもの(住宅からインフラまでの仕事を経験)・資格の合格実績あり(上記参照)
・PV数10,000/月
・独自考案のオリジナル教材100部突破!noteより