このページはプロモーション(広告)を使用しています。 一級建築士

【受験者必読】一級建築士の実務経験が法改正で年数やなしが大変更

訪問者

  • 建築士の法改正の内容って何?
  • 法改正の背景には何があったの?
  • 受験資格の緩和内容が知りたい!
  • 法改正によるメリット・デメリットは?

 

たくや
今回は2019年11月に行われたでの建築士法の法改正の内容について解説します。

一級建築士の実務経験の法改正の内容

2019年に行われた建築士法の法改正ですが、一級卯建築士の受験資格の大幅な見直しがありました。まずは以前の一級建築士の受験資格は下記の通りでした。

 

・学校で指定される学科を受け、その卒業資格がある

・卒業後、学歴要件に応じた実務経験の年数がある

 

この2つをクリアしないと、試験自体を受けることができませんでした。しかし、今回は学歴要件である卒業資格を有するだけで、一級建築士試験の学科試験を受けることができるようになりました。

 

要するに、学科試験と実務経験の両方を並行で行うことができるようなったのです。もっとざっくり言うと、早いうちに合格することが可能になったと言えます。

 

本来は学歴要件だけですと、二級建築士の受験資格しか与えられませんでした。これは一級建築士の受験者の増加と二級建築士の受験者の減少があるかもしれません。なかなか一級と二級を並行で受けることは容易ではありません。

 

そもそもこの改正の背景には何があったのでしょうか。

 

一級建築士の実務経験の法改正の背景

国土交通省のHPでは少しわかりにくかったので、衆議院のHPより抜粋しました。

建築士法の一部を改正する法律案
理由
最近における建築士をめぐる状況に鑑み、建築物の設計、工事監理等を担う優れた人材を継続的かつ安定的に確保するため、一級建築士試験、二級建築士試験及び木造建築士試験の受験資格を改める等の必要がある。これが、この法律案を提出する理由である

参照:衆議院HPより

 

要は、建築士の需要が業界内であるにも関わらず、資格取得が難しい上に実務経験を有しなければならないという問題に直面しているからです。そして、少子高齢化という社会現象がこの問題に拍車をかけているのも事実です。

 

というわけで若い一級建築士の需要は高いという理由はこちらで紹介しています。

 

関連記事
一級建築士の人数が激減
【若手価値上昇】一級建築士の人数がやばい!平成と令和の推移で明白!

続きを見る

 

これ以上の新しいデータはなかったのですが、年齢別にみる一級建築士の登録者数は、以下の通りです。

一級建築士及び二級建築士については、昭和26年から登録が開始されており、 平成17年度末時点での登録数は、一級建築士が 322,248 名、二級建築士が 692,968 名、木造建築士が 14,950 名となっている。このうち、一級建築士の年齢階層別登録数をみると、20 歳代は約 2,000 人、30 歳代は約 47,000 人、40 歳代は約 66,000 人、 50 歳代は約 101,000 人、60 歳以上が約 106,000 人であり、その平均年齢は 56.2 歳 となっている。

http://www.mlit.go.jp/kisha/boshu/boshu59/01.pdf

 

これは平成17年時点でのデータですので、ますます高齢化が進んでいることは明らかです。この時点では0.62%という稀な存在と化しているのです。この結果から、いかに有資格者を出すか各機関も四苦八苦していると思います。

 

それで今回の法改正はその表れだと言えるでしょう。

 

一級建築士の受験資格の緩和内容の詳細

今回の法改正によって受験資格の緩和はどのようになったのか、まとめてみますと下記の通りでした。

  • 大学の指定する学科を卒業すれば直ちに一級建築士を受験することができる
  • 工業高校等で指定する学科を修めて卒業すれば、直ちに二級建築士を受験できる
  • 二級建築士は直ちに一級建築士を受験することができる
  • 製図試験の受験タイミングが緩和された
  • 実務経験は受験資格ではなくなり、免許登録要件になった

以上の事から、早い段階で一級建築士及び二級建築士は受験できるようになりました。これは大変喜ばしい事だと思います。

 

一級建築士の法改正による受験メリット・デメリット

メリットとしては若いうちに試験に合格できる事です。実務経験を積んでからですと、少なくとも社会人として2年目以降となり忙しくなる時期です。そこから、勉強をしているというのはかなり過酷です。

 

(過去の一級建築士はそうでしたが)

 

若いうちから技術者を確保する可能性は高くなったと言えます。デメリットとしてはやはり受験者数が増えることです。それにより、全体の難易度が高くなる可能性があります。

 

もうひとつは、決して試験の難易度が緩くなったのではないという事です。実務経験を得なければ免許は受け取れないのです。

 

まとめ

今回の法改正では実務経験は必須である、ライバルが増えるというデメリットはありながらも、早いうちから勉強に打ち込めるメリットは大きいです。

本記事のまとめ

  • 受験資格の実務経験枠による縛りがなくなり、試験が早く受けられる
  • 早い歳で一級建築士になれる
  • 受験者数の増加によりライバルが増える
  • 免許を取得する条件は変わらない

 

いずれにしても若い方の方がメリットは大きいですので、これを逃さず、目指す方は抜かりなく対策して欲しいと思います。

 

時は金なりです。

 

本ブログでは一級建築士になるためのロードマップを作成していますのでぜひ参考にして下さい。

参考記事
一級建築士になるには?大学や専門学校で最短ルートの合格法

続きを見る

 

おすすめ記事

  • この記事を書いた人

たくや

【経歴】
建築学科卒業→大手ハウスメーカーで営業・施工管理・設計に従事→大手インフラの建築職へ転職で
【保有資格】
一級建築士・宅地建物取引士・1級建築施工管理技士・照明コンサルタント、他改修資格等
【当ブログの実績】
・管理人の実体験によるもの(住宅からインフラまでの仕事を経験)・資格の合格実績あり(上記参照)
・PV数10,000/月
・独自考案のオリジナル教材100部突破!noteより

-一級建築士
-, ,